2018年11月15日木曜日

北信越医療ソーシャルワーク研究会報告会

 本日、11月15日(木)19時から福井循環器病院にて、10月13、14日に富山県で開催された「第32回北信越医療ソーシャルワーク研究会」の報告会が行われました。
 業務後の時間にも関わらず、協会員、学生を含む17名の参加がありました。

 













  初めに研究会の様子をおさめた写真を紹介したあと、13日にあったふたつの記念講演の内容について、当協会会員で福井循環器病院の医療ソーシャルワーカー庵下幸江さんと山本くみ子さんより報告がありました。



 富山県で開催された研究会に両日とも参加されていたふたりからの報告は、研究会に参加できなかった会員には非常にわかりやすく、また、参加していた会員にとっては、研究会を思い起こすような内容でした。庵下さん、山本さん、資料作成、報告ありがとうございました。



 報告後、それぞれが感じたこと等を共有しました。やはり、話題になったのは、「退院支援に翻弄されていて、患者、家族の意思が尊重できていないのではないか。」、「医療処置についての決定が退院後の介護や療養先に困らないことを中心とした決定になっていないか。」ということでした。

 「医療機関にソーシャルワーカーがいる意味」そして、「医療機関にいるソーシャルワーカーの役割」についてあらためて考えるきっかけとなる報告会でした。ご参加頂いた皆さん、本当にお疲れ様でした。

2018年10月14日日曜日

第32回北信越医療ソーシャルワーク研究会開催

平成30年10月13日(土)、14日(日)に富山県で北信越医療ソーシャルワーク研究会が開催されました。この研究会は2年に一度開催され、5県(長野県、新潟県、富山県、石川県、福井県)持ち回りで開催されます。1日目は150名、2日目(分科会)は100名の参加がありました。テーマは「患者中心の医療と意思決定支援〜MSWがいま、すべきこと、できること〜」です。
済生会理事長炭谷氏の講演
















記念講演が2つあり、その後は懇親会でした。富山の方言クイズやビンゴゲームで大変盛り上がりました。県を超えて、交友を深めました。
懇親会の様子
















二日目は、分科会があり、合計18演題の発表がありました。福井からも3演題の発表がありました。
第一分科会の様子













閉会式の後は、北信越会長会議がありました。次回2年後は、石川県で開催です。
今回担当の富山県協会の皆様、本当にお疲れ様でした。日々の実践を振り返ることができた素晴らしい研究会をありがとうございました。





2018年9月25日火曜日

第32回北信越医療ソーシャルワーク研究会プレ発表

本日、19時より10月開催の北信越医療ソーシャルワーク研究会のプレ発表が福井循環器病院で行われました。遅い時間にも関わらず、14名が参加しました。本番さながらの緊張感で、質疑応答も大変盛り上がりました。発表者の方は準備お疲れ様でした。本番に向け、体調管理に気を付けてあと少し頑張ってください。


2018年8月25日土曜日

平成30年度 第3回研修会報告


本日、福井県医療ソーシャルワーカー協会と福井市委託障がい者支援事業所との合同研修会が嶋田病院で開催され、27名が参加ました。

平成304月の診療報酬改定で「介護支援連携指導料」が「介護支援等連携指導料」と改定され、これまで介護支援専門員との連携のみが算定可能だったものが、障がい分野の相談支援専門員との連携でも算定可能になったこともあり、私たちMSWとしては障がい分野とどのように連携を図るかという点で非常にタイムリーな話題でもありました。





福井県では平成27年より介護支援専門員と医療機関のソーシャルワーカーとの連携の円滑化、支援の質の向上を図るために県下統一の「福井県入退院支援ルール」があります。
このルールについては医療機関と障がい分野との連携にも共通する点が多くあるため今回は研修会の始めに、福井県健康福祉部長寿福祉課の堀田浩司氏より「福井県退院支援ルール」について講義を頂きました。
 堀田氏にはこれまでも数回、当協会の研修会の講師をお願いしていましたが、地域包括ケアシステム、福井県地域医療構想をベースに介護、障がいなど分野に関わらず、在宅で安心して生活していくために、医療分野が的確に連携していることが重要であることを改めて認識することができました。

 次に福井市障がい者基幹相談支援センターの水野奈央氏より福井市障がい者相談支援体制について説明を頂きました。基幹相談支援事業所、委託相談支援事業所、特定相談支援事業所、一般相談支援事業所のそれぞれの役割や業務内容について分かりやすく説明をいただきました。
 障がい福祉サービスをすでに利用している対象者については、特定相談支援事業所、一般相談支援事業所が関わっていますが、どこに相談して良いのかわからない相談、これから障がい福祉サービスを利用したいという相談については、基幹相談支援事業所や地区相談支援事業所に相談できることがよくわかりました。

 最後に、グループに分かれて、今後連携をとっていく上で必要なことや、実際支援しているケースについての相談等、討議を行いました。討議をしている中で、MSWは普段、介護支援専門員、介護保険関係の事業所と連携を図ることは多いのですが、障がい関係の機関とは意外と連携取ることが少なかったため、基本的な知識が不足していたということが分かり、これについては研修員会としてこ今後の課題とし、障がい福祉サービスに関係する研修会を企画していきたいと考えています。


 とは言え、障がい分野を専門とする相談支援事業所の皆さまと交流する機会を頂いたことで、私たちMSWにとってはとても実りのある時間になったと感じています。本当にありがとうございました。
 

2018年7月19日木曜日

ソーシャルワーカーデーふくい2018

ソーシャルワーカーデーinふくい2018の活動が7月18日の福井新聞で紹介されました!!


2018年7月16日月曜日

 本日716日(祝)は海の日は「ソーシャルワーカーデー」です。

ソーシャルワーカーデーinふくい2018の役員メンバーです!
 他都道府県でも様々なイベントが開催されていましたが、福井県では福井県医療ソーシャルワーカー協会と福井県社会福祉士会、福井県精神保健福祉士協会が合同で「ソーシャルワーカーデーinふくい2018」と題して、福井市内のショッピングセンターエルパでイベントを開催しました。
 
 ソーシャルワーカーに関するパネル展示や、福祉のお仕事紹介、福井県共生社会条例の紹介、バルーンアートのプレゼント、千本引きなど内容盛りだくさんのイベントとなり、こどもから大人まで、またソーシャルワーカーを知っているという人から、初めて聞いたという人まで、たくさんの方に足を運んで頂くことができました。

 










 11時からエルパ内でイベントの案内などを挟みこんだクリアファイルを配布しましたが、お昼過ぎにはほとんどを配り終え、なかなか盛況という手ごたえでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 日々の業務の中で、ソーシャルワーカーという仕事は人と人のつながりの中にある仕事であり、人が好きでないとできないと感じることが多々あります。今日は福井県内の様々な分野のソーシャルワーカーがエルパに大集合したのですが、来場して下さった皆さんにソーシャルワーカーを知ってもらおう、喜んでもらおうというそれぞれの姿が印象的であり、また笑顔と笑いの絶えない1日だったと感じています。



 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 また、このようなイベントはソーシャルワーカーデーinふくいをが始まってから初めての試みであったこともあり、3団体の会長が会場にそろいました。
(左→福井県社会福祉士会:竹澤会長、中→福井県医療ソーシャルワーカー協会:三嶋会長、右→福井県精神保健福祉士協会:福山会長)
 
 
 
 
 
 
 
 
 来場して頂いた皆様、会場で活躍して下さった皆様、本当にありがとうございました。
 また、当協会代表として3団体をつなぎまとめ役となった、実行委員長の山口さん、補佐役の島崎さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

今日も真夏日ですね。
海の日はソーシャルワーカーデーです。


















今年は、福井県社会福祉士会、福井県精神保健福祉士協会と合同で、エルパにてソーシャルワーカーデーinふくい2018を開催中です。












各協会の活動に関してのパネル展示や、福祉のお仕事紹介、福井県共生社会条例の紹介、そして、大人も子どもも楽しい千本引きを準備して皆さんをお待ちしております。









 本日11時~15時30分まで、エルパスペース西口にてお待ちしております!!


2018年6月28日木曜日

平成30年度 第2回研修会報告



平成30年度 第2回研修会

日時:平成30年6月2日
場所:新田塚ハウス 1階研修ホール
内容:講義「自信を持って実践を行うために~ソーシャルワークの再確認~」
講師 立教大学 コミュニティ福祉学部 教授 松山 真 先生
参加者:27名

今回の研修は「自信を持って実践を行うために~ソーシャルワークの再確認~」との内容で講義をしていただきました。
医療ソーシャルワーカーを取り巻く社会の現状から始まり、その枠組みの中で働く医療ソーシャルワーカーの抱える葛藤や他職種との関係性について説明いただきました。
そして、我々医療ソーシャルワーカーの存在意義として、病気と生活は表裏一体であり、医療ソーシャルワーカーとして生活や生活課題に取り組むことで患者のwellbeingを高める役割を果たせることを理解することができました。
最後には、医療ソーシャルワーカーの考え方次第でwellbeingを高める支援ができていることについて、事例を通して教えていただけました。
日々の業務の中で、達成感や満足感が得られないと感じている方も、この講義を通して元気付けられたのではないでしょうか。

<アンケート集計結果>(参加27名中、16名回答)
1)あなたの経験年数を教えて下さい
5年未満(7名)、5~9年(5名)、10年以上(4名)、15年以上(0名)
2)会場の場所は適切でしたか?
適切(12名)、不適切(4名)
・遠い・市内中心部の方が良い・少し遠かった
3)研修時間は適切でしたか?
長かった(2名)、ちょうど良かった(14名)、短かった(0名)
4)研修内容の理解
理解できた(15名)、普通(1名)、あまり理解できなかった(0名)
・ソーシャルワークについて分かりやすく大事な事が開けたと思う
・スライドや話の内容が分かりやすく、ペースが良かった
・ソーシャルワークの役割、意義を分かりやすく教えていただけました
・演習が分かりやすかった ・松山先生の話が分かりやすかった
5)研修会の感想を自由にお書きください
・「ソーシャルワークを行うとき、全体として取り扱う時間がかかる」との松山先生のお言葉を聴き、これからも全体をみて、ウェルビーイングを高めるソーシャルワークを行いたいと思いました。
・ソーシャルワーカーとして働く上で、土台となる「ソーシャルワーカーとは何か」「その目的」という部分を改めて意識することができました。自分が日々援助していることが患者にとってどんなwellbeingにつながるのか、振り返りながら関わっていきたいと思います。またどんな患者についてもwellbeingを引き出せるような支援に努めていけるよう必要な知識や経験をつんでいきたいと思いました。
・患者・家族にとって、何がウェルビーイングなのかを意識しながら関わることが重要だと学びました。
・自分の業務を振りかえり、見直すきっかけになりました。
・タイトルの通り、ソーシャルワークの再確認ができた。価値・倫理を意識し、実践していきたい。
・同じような悩みを持ったソーシャルワーカーが多いことを知り、良かったです。アセスメントの大切さがよく分かりました。
・普段、ソーシャルワークを意識して実践できていないなぁと思ったので、今日聞いたことを活かして明日から実践していきたいと思いました。
wellbeingを意識した関わりを実践していきたい。
・ソーシャルワーカーの存在意義とソーシャルワークについて再確認できた。自身の専門性について、ただ業務内容を説明するのではなく、具体的に説明しソーシャルワークの存在意義を広めたいと思った。Wellbeingにおいてもどう考えるかで支援の考え方が大きく変わると感じた。自己の振り返りでもwellbeingの視点をもち、自信につなげていきたいと思う。
・新人で分からない事も多いが、今日教わった事を大切にしていきたい。
・その人にとってウェルビーイングとは何かという発想を持ってアセスメントを行うことの大切さを事例を通して分かりやすく説明して頂き大変勉強になりました。
6)今後の研修会で取り上げてほしいテーマ、講師、内容など
・アセスメント力、コミュニケーションが向上につながるような
・意思決定支援 ・ソーシャルワークの視点や考え方 ・人間行動理解
・ソーシャルワークの実践(実践例から学ぶ)




(文責)

つくし野病院 吉田 昌史






2018年5月18日金曜日

平成30年度 第1回研修会報告



平成30年度 総会及び研修会

日時:平成30年月15日 13時~総会 13時45分~研修会

場所:福井ケアセンター 5階 新館会議室

参加者:(総会)42名 (研修会)42名

内容
1.総会
(1)平成29年度事業報告および収支決算について
(2)監査報告
(3)臨時役員改選について
(4)平成30年度事業計画方針・計画(案)および収支予算(案)
(5)その他
2.研修会
「地域包括ケア時代の医療・介護連携について」
講師:医療法人池慶会 理事長 池端 幸彦先生

(総会)
会員数108名中42名参加(委任状31名)の出席で、無事全ての議案が賛成多決で可決・承認されました。

(研修会)
 今回の研修会では池端病院理事長の池端幸彦先生にご講演頂きました。これからの医療・介護は、地域の実情に応じた多様なニーズに応えらえるようにしなければならない。医療施設・介護サービスにおいても、魅力的な選択枝をつくり、どのような病床機能や介護の機能を選択しても、経営が成り立つようにしなければならないとの内容でした。質疑では介護医療院についての関心が強く、わかりやすく説明をして頂きました。

                           
                          <担当>
                          大滝病院   河崎 伊佐央
                          つくし野病院 吉田 昌史

両立支援研修会 福井県脳卒中・心臓病等総合支援センター

3月9日、福井県自治会館にて脳卒中・心臓病総合支援センター主催の両立支援をテーマとした研修会が開催されました。今研修は共催として当協会、福井県社会保険労務士会、福井循環器病院、福井県済生会病院、福井赤十字病院、福井県立病院、後援として福井県看護協会、福井県地域両立支援推進チーム、...