私は、第2分科会「業務分析Ⅰ」に参加したが、鈴木慶三先生(高崎健康福祉大学)の座長の元、7の演題発表があり、会場からも質問や意見があり、活発な議論があった。
このほかの分科会のテーマには、「ソーシャルワーク実践」、「教育・スーパービジョン・災害ソーシャルワーク」、「ソーシャルワークリサーチ」があった。
午後は、「多文化時代に求められるソーシャルワークとは」や「交通事故被害者生活支援教育研修3カ年の事業から見えてきたもの」、「都道府県協会研修担当者会議」、ランチョンセミナー「平成24年度診療報酬改定の解説」の企画が各会場で開かれた。
交通事故被害者生活支援教育研修 |
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教育講演では、大橋謙策先生(ソーシャルケアサービス従事者研究協議会)が、「新たな社会哲学・社会システムを求めて~開発の触媒としてのソーシャルワーク~」をテーマに講演された。
大橋謙策先生の講演 |
印象的だったのは、大橋先生の「戦後の社会福祉教育は、『原論』が抜け、『制度論』となってしまったこと。いま、医学・看護学などが『エビデンスベース』から『ナラティヴベース』に変わりつつあるため、今こそ「ソーシャルワーク」(特にその「機能」)にこだわり、社会をどう改善するのか。「for him」ではなく、「with him」の社会福祉実践を」という言葉だった。
来年は、この全国大会が大阪で開催予定である。
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