2016年10月17日月曜日

第31回北信越医療ソーシャルワーク研究会に行ってきました。

  平成28年10月15日(土)~16日(日)、長野県に於いて、第31回北信越医療ソーシャルワーク研究会が開催され、前回開催県である福井県からは3施設8名のソーシャルワーカーが参加しました。
(研究会HP:http://www.nagano-msw.com/2016.html) 
 1日目は、「病院におけるソーシャルワーク実践~揺るがない土台~」について、立教大学の松山真先生、2日目は「病院に求められる地域包括ケアシステムとの連携」について、沖縄県立中部病院の高山義浩先生の2つの記念講演がありました。




 地域包括ケアシステムの中で、他職種と連携しながら日々の実践を積み重ねている、私たち医療ソーシャルワーカーの立ち位置、病院で働く多くの医療職の中になぜ、医療ソーシャルワーカーが居るのか、その意味について改めて考える機会となりました。
 また、実践の中で、昔から変わらないはずだけど忘れがちになってしまっていること、ソーシャルワーカーの専門性・独自性が何なのか、ソーシャルワーカーのアセスメントとは何なのかということを深めることができたと感じています。本当に有意義な時間でした。




1日目の夜は、5県のソーシャルワーカーたちが集まり、楽しくお酒を飲みながらの懇親会となりました。 ちなみに、前回大会=福井県から懇親会出席者で記念撮影をしていますが、これは今後も恒例行事になりそうです。






 
 2日目の分科会では、福井県から福井県立すこやかシルバー病院の山下寛子さん、福井心臓血圧センター福井循環器病院の山本くみ子さんの2名が発表しました。

 9月28日の福井県でのプレ発表以後も、「自分たちがソーシャルワーカーとして伝えたいこと」についてさらに整理し、準備・練習を重ね、当日の発表を迎えました。日常業務もあるなか、日頃の実践をまとめあげ、発表することは大変だったと思います。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
 
 さて、次回2年後の第32回大会の開催県は富山県です。
 北信越5県の真ん中あたりになる富山大会では、より多くの福井県協会会員の大会参加があると良いなと思います。
 よろしくお願いします。
 
 最後に、今回開催県である長野県医療社会事業協会の皆さま、本当にありがとうございました。とてもとても楽しく、わくわくするような2日間でした。
 



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2016年10月1日土曜日

Social Worker Day Fukui 2016 開催

 10月1日(土)14:00~16:00まで、福井県済生会病院にて、ソーシャルワーカーデイふくい2016が開催されました。例年、7月の海の日に開催されることが多かったソーシャルワーカーデーですが、今年は初めて、秋の開催となり、「個別の実践から地域をみるまなざし」をテーマに福井県社会福祉士会、福井県精神保健福祉士協会、福井県医療社会事業協会の会員である社会福祉士、精神保健福祉士19名の参加しました。

初めに、今年の企画の中心となった福井県精神保健福祉士協会の福山会長より挨拶がありました。









 前半では、中堅の社会福祉士、精神保健福祉士へのインタビューを行いました。
今回は福井県医療社会事業協会より森石佳奈氏(社会福祉士)、福井県精神保健福祉士協会より古定美夏氏(精神保健福祉士)に登壇していただき、「現在している仕事のこと」、「なぜ、この仕事を選んだのか。」、「今後の地域での課題」等の質問についてそれぞれの思いを語っていただきました。

  後半ではワールドカフェ方式で参加者全体の交流会を行いました。ソーシャルワーカーが活動領域は多分野に広がりを見せており、支援対象者となるクライエントのニーズも多様化しています。
今回の参加者は新人、中堅、ベテラン、OBが入り混じっていましたが、それぞれの実践を振り返り、「ソーシャルワークとは何か。」、「今後、地域で必要となっていくことは何か」等について、日頃の実践を振り返りながら、意見を交わすことのできる良い時間になったと感じています。
  現在すでにある、あらゆる社会資源を利用しても、クライエントを支援できない現状があり、まだまだ様々な面で多くの偏見があるということに気づく半面、「もしかして、クライエントに対して偏見を持って支援しているのは私たちソーシャルワーカーなのかもしれない。」という意見も聞かれ、いろいろと考えるきっかけとなりました。また、「多職種連携」と言われるこの時代で、地域の多職種と連携は取れているのにソーシャルワーカー同士の連携が希薄になっているという意見もありました。
 こういった機会を今後も大切にして行きたいと感じました。

両立支援研修会 福井県脳卒中・心臓病等総合支援センター

3月9日、福井県自治会館にて脳卒中・心臓病総合支援センター主催の両立支援をテーマとした研修会が開催されました。今研修は共催として当協会、福井県社会保険労務士会、福井循環器病院、福井県済生会病院、福井赤十字病院、福井県立病院、後援として福井県看護協会、福井県地域両立支援推進チーム、...