2023年12月6日水曜日

12/3(日)脳卒中心臓病のための第1回多職種連携研修会開催(報告)

12/3(日)9時から11時30分に、当協会共催の研修会「脳卒中心臓病のための第1回多職種連携研修会」が開催されました。 当日はアオッサとオンライン合わせて87名が参加し、医師や看護師、リハビリ、薬剤師、栄養士、MSWより講義がありました。 当協会からは、「脳卒中相談窓口の紹介と相談例」と題し、福井大学医学部附属病院三嶋会長より発表がありました。 福井県における循環器病対策やMSWの役割など大変勉強になりました。 参加のMSWの皆様、お疲れ様でした。

2023年11月22日水曜日

2023年度全体研修会報告

  2023年11月19日(日)に今年度の全体研修会が福井循環器病院榊原記念ホールで開催されました。「医療福祉領域における家族の尊厳」をテーマに、ルーテル学院大学名誉教授の福山和女先生に講師をお願いしました。2年目の若手MSWから職務経験20年以上のベテランソーシャルワーカーまで8名が受講しました。
  初めに、今回の3時間の研修で受講者それぞれが学びたいことの「目標」を明確にし、家族システムズ論について整理していきました。「家族は情動システムである」ことを感覚的に捉えるため、患者とその家族の情緒的な距離感を感じたり、実際に患者の立場に立って、そのときどのように感じているかを感じたりできるような体験をしました。そして、それらをふまえ、実際の事例を通して「家族の尊厳」という視点から考えを深めていきました。   小規模な研修会だったので、普段大人数の研修会では質問できないことを質問できたり、先生の話を聴きながらその場でやりとりを繰り返したりと、福山先生を身近に感じ、学べる貴重な時間になったと感じています。
  また、患者と家族の距離感、一体性と個体性のバランスの良さが必要であることを学びつつも、ソーシャルワーカーとしてのクライエントへの関わり方についてもあらためて考える機会になりました。何でもストレートにクライエントに聴くのではなく、インテーク面接等で得ている情報から察して問いかけるということの大切さも学ぶことができました。   講師の福山先生、本当にありがとうございました。   受講者の皆様もお疲れさまでした。
  

2023年7月17日月曜日

ソーシャルワーカーデーふくい2023開催@アオッサ

7月17日(月・祝)にソーシャルワーカーデーinふくい2023が開催されました。福井県は夏本番、福井で36.3度と猛暑日になりました。 今年も当協会、福井県社会福祉士会、福井県精神保健福祉士協会の3団体で構成される、ソーシャルワーカーデーふくい実行委員会のメンバーが集まり、福井駅前のアオッサでイベントを開催しました。 ソーシャルワーカーの活動紹介、福井県共生社会条例のご案内など相談・パネル展示のブース、福井県社会福祉協議会のマスコットキャラクターであるランディ君、障がい者スポーツのボッチャの体験、千本引き、バルーンアートのコーナーを設け、10:00〜15:00の間に子どもから大人まで200名近くの方が来場して下さいました。 高校受験を控えた中学生やこれから進路を決めるという高校生、地元大学の学生も訪れ、各協会で作成したパネルを熱心に眺める姿が印象的でした。 また、「日頃、通院先のソーシャルワーカーさんにお世話になっている」という言葉も聞かれ、数年前に始めてソーシャルワーカーデーのイベントを開催したときよりもソーシャルワーカーの認知度が上がっているように感じました。 来場者アンケートにも温かいコメントもいただきました。 コロナ禍になり、各団体でも対面の研修が減り、協会の垣根を超えて会員同士がやりとりすることが少なくなっていたので、このソーシャルワーカーデーinふくい2023を通して、久しぶりにソーシャルワーカー同士が顔を合わせ、互いの近況を報告しながら、協力して準備、活動ができたこともとても良かったと感じました。 ソーシャルワーカーデーふくい実行委員会の皆様、お疲れさまでした。 大会長だった福井県精神保健福祉士協会辻会長、笠松実行委委員長ありがとうございました。 来年は福井県社会福祉士会が大会長です。 よろしくお願いします。

2023年7月2日日曜日

令和5年度第1回理事会開催しました。

本日、13時30分より国際交流会館にて第1回理事会が開催されました。 内容は、 (1)定期総会報告(表面評決の結果について) (2)基礎研修会について (3)次回の研修について (4)ソーシャルワーカーデー2023について (5)会長会議報告について (6)その他(DWAT会議など) でした。 今年度は新たに3名の理事を迎えました。 写真は令和5年度・6年度の理事です。 一生懸命頑張りますので皆様どうぞ宜しくお願い致します。

2023年5月13日土曜日

第2回治療と仕事の両立支援研修会

2023年5月13日(土)13:00〜17:00まで福井県中小企業大学校で、「治療と仕事の両立支援」をテーマに福井県社会保険労務士会と福井県医療ソーシャルワーカー協会の合同研修が開催されました。 福井県社会保険労務士会、当協会、福井県精神保健福祉士協会、福井県公認心理師・臨床心理士協会が参加しました。 参加人数は50名でした。 初めに、各会の代表者からそれぞれの会の紹介があり、前半は、「治療と仕事の両立支援」として、福井県産業保健総合支援センター両立支援促進員の窪田善一郎先生の講義がありました。福井県内の両立支援の現状、両立支援コーディネーターとは何か、その役割と現状についての話でした。 休憩を挟んでの後半は、福井県医療ソーシャルワーカー協会から島崎MSW(福井大学医学部附属病院、両立支援コーディネーター)が、福井県社会保険労務士協会からは湯川さん(湯川社会保険労務士事務所:特定社会保険労務士)がそれぞれの立場、視点から、実際の両立支援の事例を発表しました。それをふまえ、事例発表者の2名に、福井県社会保険労務士協会の塩崎さん、福井県医療ソーシャルワーカー協会の田村MSW(福井大学医学部附属病院)をパネリストに加え、パネルディスカッションがありました。 社会保険労務士、医療ソーシャルワーカーの立場から、お互いに両立支援に関することの質問に回答したり、会場を巻き込んで活発な意見交換がされていました。 今回の事例はがん、脳疾患(高次脳機能障害)の方の支援に関する内容でしたが、精神疾患の方への両立支援についても話題にあがり、社会保険労務士会からは精神保健福祉士や心理士の介入についても質問があがっていました。 それぞれの立場、所属、役割は違いますが、本人・家族の思いや意思を大切にして支援することや、それに対する熱意というのは共通するものがあるのではないかと感じました。また、私たちが両立支援で関わる患者・家族は当然、個別性がありますが、ひとりの人の労働環境が整うことで、その職場が変わり、他の職員の働きやすさに繋がる可能性があるのではないかと思いました。
<2023年5月18日 福井新聞朝刊>

2023年3月7日火曜日

令和4年全体研修報告

令和4年度 全体研修 日時:令和5年3月5日(日)10:00~11:30 内容:「医療における家族の理解」 ZOOMオンライン研修 講師:福山和女先生(ルーテル学院大学名誉教授) 参加:22名 今回の研修は、「医療における家族の理解」というテーマで、福山和女先生にご講義いただきました。 昔は、クライアント個人を家族から自立させること、他と異なる点を取り除き問題を解決することをソーシャルワークとしていたが、現在は家族全体をシステムとして捉え、他との違いをうまく利用し、家族が生活してきたこと、取り組んできたことを認め確認することがソーシャルワークである、という新旧のソーシャルワーク概念の違いを学び、事例を通して「家族」の捉え方について考えました。 参加者からは、「日頃は無意識であったが、自分も家族支援できていたと安心した」「つい問題解決に視点がいってしまっていたので考え方を意識したい」などの感想がありました。明日からの実践のヒントが盛りだくさんの、充実した研修だったのではないかと思います。 また、オンライン研修の開催に不慣れであり、ネットワークトラブルや音声の聞きづらさなど、先生や参加者の皆様にはご迷惑をおかけしました。今回の反省を次に活かし、より良い研修が行えるよう努めていきます。
~~アンケート結果~~ 1. 今回の研修について ・よかった…21名  ・よくなかった…0名  ・未回答…1名 2. 研修の理解度 ・よく理解できた…13名  ・理解できた…7名   ・あまり理解できなかった…1名  ・理解できなかった…0名  ・未回答…1名 3. 研修時間について ・長かった…1名  ・ちょうどよい…17名  ・短かった…3名  ・未回答…1名 4. 感想や今後の研修に対する要望 ・急遽ワンオペになってしまい参加が難しくなってしまいました。ご迷惑をおかけしました。 ・研修担当の理事、会場運営の理事の方々、ありがとうございました。緊張感のある研修で久々心拍数があがりましたが、概念や家族支援のとらえ方をアップデートできてよかったです ・自分の考えがいっぺんさせられるとても刺激的な研修でした。 ・Webだと一方的な視聴になりがちですが、先生やみなさんとかけあいがとても楽しかったです。 ・家族支援について理解を深めることができた。今後の業務に活かしていきたい。 ・事例があり、とてもわかりやすかったです。ありがとうございました。 ・非常に勉強になりました。 ・講義を聞くだけではなく、自分で考えて発信できたのがよかったと思いました。 ・理論を意識的に実践に活用出来るよう、今後もSW理論に視点を置いた研修を希望。 ・音声が途切れて聞き取りにくい時があった。 (研修担当) 池端病院 池田めぐみ 福井ケアセンター 山口倫子

両立支援研修会 福井県脳卒中・心臓病等総合支援センター

3月9日、福井県自治会館にて脳卒中・心臓病総合支援センター主催の両立支援をテーマとした研修会が開催されました。今研修は共催として当協会、福井県社会保険労務士会、福井循環器病院、福井県済生会病院、福井赤十字病院、福井県立病院、後援として福井県看護協会、福井県地域両立支援推進チーム、...