2015年7月20日月曜日

ソーシャルワーカーデー2015福井が開催

本日、ソーシャルワーカーデー福井が福井県済生会病院で開催されました。

最高気温34度と暑く、また三連休の最終日にもかかわらず、約80名が参加しました。

今回のテーマは、「アドバンストケアプランニング~ともに考える人生の最期~」で、講師は、福井大学医学部附属病院総合診療部許智栄先生でした。



















先生は自身のアメリカやハワイでの家庭医としての実践をふまえ、難しいテーマである終末期における意思決定について、事例を用いて大変わかりやすくご講義されました。

また、チームでどのように患者さんの意思決定を支えるのか、ソーシャルワーカーに期待する役割も理解できました。



















講義終了後は、在宅医療のソーシャルワーカー(大会長:オレンジホームケアクリニック西出さん)とディスカッションがあり、その後、会場からの質疑応答がありました。



















今回は参加者の過半数が一般の方のため、会場からは「家族として(意思決定を)どう父親と話せばよいのか・・・?」や「患者として(アドバンスドケアプランニング)のメリットがピンと来ない」や「途中でプランの見直しはできるのか?」など質問が出ました。

終了予定の15時まで質問があり、成功裏に閉幕しました。

アドバンスドケアプランニングは今後日本でも導入が検討されている制度です。

日本ではまだ医療における多職種チームによる意思決定支援が十分ではありませんが、今後はソーシャルワーカーとして患者さんや家族に寄り添い、その人の価値観や生活を見据えた意思決定支援を日々の実践の中で行う必要性を痛感しました。

許先生はじめ、実行委員の皆さま本当にお疲れ様でした。

そして、お集まりいただきました患者さんやご家族の皆様、ありがとうございました。

1 件のコメント:

  1. アドバンスケアプランニングの講義。とっても勉強になりました。仕事に活かしていきたい。

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