2016年2月28日日曜日

第3回研修会開催

 今日は日差しの暖かい1日となりましたね。
 そんな中、福井赤十字病院で第3回研修会が開催されました。
 「法律相談の実際~成年後見制度~」と「生活保護について」の2つのテーマについてひだまり法律事務所 弁護士の茂呂信吾先生、市川徹先生のお二人にご講義いただきました。
 当協会では、弁護士の先生の講義をメインに研修会を開催したのはここ10年では初めての試みでしたが、新人からベテランまでおよそ50名の会員が受講し、活気のある研修会となりました。
研修会の様子

 

 「法律相談の実際~成年後見制度~」については、成年後見制度を申立した場合、申立人が誰になるのか、申立費用はどれくらいかかるのか、申立書類には何がいるのかなど、手続きのところから、実際の成年後見人の事務まで具体的にお話しいただきました。私たちは日々の業務の中で、起きている問題を解決する手段として制度を利用することが多くあると思いますが、あくまでも制度は「本人のためのもの」であるということを市川先生の講義を聞いてあらためて感じました。



 「生活保護制度について」では、福井県の生活保護受給者と全国の比較、支給される保護費の額や支給対象者、支給条件などについて茂呂先生よりお話しいただきました。茂呂先生、市川先生ともに、連絡を受ければ生活保護の申請をするクライアントに同行しているということでしたが、ひとりで申請に行って剣もほろろの状態で帰ってこざるを得ないクライアントの様子、本当にボロボロになってからしか保護してもらえないという問題点など、同行しているからこそ分かることについても伺うことができ大変勉強になりました。

 後半の時間でグループワークをする予定でしたが、質疑応答の時間も大盛況となり、最後まで海上とお二人の先生との熱いやりとりが繰り広げられ、有意義な時間を過ごすことができました。
 今回の研修会は新人ワーカーには大変わかりやすい内容であり、中堅、ベテランワーカには日々の業務を振り返り、制度の使い方について考える良い時間となりました。
 茂呂先生、市川先生ありがとうございました。また、会場となった福井赤十字病院の会員の皆様、ご協力ありがとうございました。
 

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