2018年6月28日木曜日

平成30年度 第2回研修会報告



平成30年度 第2回研修会

日時:平成30年6月2日
場所:新田塚ハウス 1階研修ホール
内容:講義「自信を持って実践を行うために~ソーシャルワークの再確認~」
講師 立教大学 コミュニティ福祉学部 教授 松山 真 先生
参加者:27名

今回の研修は「自信を持って実践を行うために~ソーシャルワークの再確認~」との内容で講義をしていただきました。
医療ソーシャルワーカーを取り巻く社会の現状から始まり、その枠組みの中で働く医療ソーシャルワーカーの抱える葛藤や他職種との関係性について説明いただきました。
そして、我々医療ソーシャルワーカーの存在意義として、病気と生活は表裏一体であり、医療ソーシャルワーカーとして生活や生活課題に取り組むことで患者のwellbeingを高める役割を果たせることを理解することができました。
最後には、医療ソーシャルワーカーの考え方次第でwellbeingを高める支援ができていることについて、事例を通して教えていただけました。
日々の業務の中で、達成感や満足感が得られないと感じている方も、この講義を通して元気付けられたのではないでしょうか。

<アンケート集計結果>(参加27名中、16名回答)
1)あなたの経験年数を教えて下さい
5年未満(7名)、5~9年(5名)、10年以上(4名)、15年以上(0名)
2)会場の場所は適切でしたか?
適切(12名)、不適切(4名)
・遠い・市内中心部の方が良い・少し遠かった
3)研修時間は適切でしたか?
長かった(2名)、ちょうど良かった(14名)、短かった(0名)
4)研修内容の理解
理解できた(15名)、普通(1名)、あまり理解できなかった(0名)
・ソーシャルワークについて分かりやすく大事な事が開けたと思う
・スライドや話の内容が分かりやすく、ペースが良かった
・ソーシャルワークの役割、意義を分かりやすく教えていただけました
・演習が分かりやすかった ・松山先生の話が分かりやすかった
5)研修会の感想を自由にお書きください
・「ソーシャルワークを行うとき、全体として取り扱う時間がかかる」との松山先生のお言葉を聴き、これからも全体をみて、ウェルビーイングを高めるソーシャルワークを行いたいと思いました。
・ソーシャルワーカーとして働く上で、土台となる「ソーシャルワーカーとは何か」「その目的」という部分を改めて意識することができました。自分が日々援助していることが患者にとってどんなwellbeingにつながるのか、振り返りながら関わっていきたいと思います。またどんな患者についてもwellbeingを引き出せるような支援に努めていけるよう必要な知識や経験をつんでいきたいと思いました。
・患者・家族にとって、何がウェルビーイングなのかを意識しながら関わることが重要だと学びました。
・自分の業務を振りかえり、見直すきっかけになりました。
・タイトルの通り、ソーシャルワークの再確認ができた。価値・倫理を意識し、実践していきたい。
・同じような悩みを持ったソーシャルワーカーが多いことを知り、良かったです。アセスメントの大切さがよく分かりました。
・普段、ソーシャルワークを意識して実践できていないなぁと思ったので、今日聞いたことを活かして明日から実践していきたいと思いました。
wellbeingを意識した関わりを実践していきたい。
・ソーシャルワーカーの存在意義とソーシャルワークについて再確認できた。自身の専門性について、ただ業務内容を説明するのではなく、具体的に説明しソーシャルワークの存在意義を広めたいと思った。Wellbeingにおいてもどう考えるかで支援の考え方が大きく変わると感じた。自己の振り返りでもwellbeingの視点をもち、自信につなげていきたいと思う。
・新人で分からない事も多いが、今日教わった事を大切にしていきたい。
・その人にとってウェルビーイングとは何かという発想を持ってアセスメントを行うことの大切さを事例を通して分かりやすく説明して頂き大変勉強になりました。
6)今後の研修会で取り上げてほしいテーマ、講師、内容など
・アセスメント力、コミュニケーションが向上につながるような
・意思決定支援 ・ソーシャルワークの視点や考え方 ・人間行動理解
・ソーシャルワークの実践(実践例から学ぶ)




(文責)

つくし野病院 吉田 昌史






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