平成30年度 第4回研修会報告
平成30年度 第4回研修会
日時:平成31年2月2日(土)
場所:嶋田病院 7階
内容(前半):講義「治療と仕事の両立をかなえるために
~働く人と企業を多職種連携でささえる~」
講師:福井県産業保健総合支援センター 産業保健専門職 大橋 寛子 氏
内容(後半):対人援助の基礎とソーシャルワーク実践~事例検討~
参加者:15名
今回の研修は前半に福井産業保健総合センター・産業保健専門職(保健師)の大橋氏より、治療と仕事の両立支援について、両立支援の必要性や、医療機関としての両立支援制度との連携の在り方などについて講義がありました。
後半は三嶋会長より、対人援助および事例検討についての講義の後、グループごとに各自持ち寄った事例について事例検討が行われました。
研修における事例検討は初の試みであった為、今後の事例検討のやり方に対する課題がいくつか出ましたが、普段関わることのないケースに接し、問題を共有・検討することを通して新たな発見があったり、自身のケースを再度振り返ることができ、大変有意義な時間となりました。
<アンケート集計結果>(参加15名中15名回答)
1.研修の内容について
非常に良かった:9名 良かった:6名
2.日時について
非常に良かった:5名 良かった:7名 普通:3名
3.時間について
ちょうどよかった:13名 長すぎる:0名 短すぎる:2名
4.会場について
非常に良かった:7名 良かった:5名 普通:2名 あまり良くなかった:1名
<今回の研修における課題>
・今回一人あたり30分の持ち時間があったが、十分な検討をするにはもう少し時間が必要。
・グループにファシリテーターが必要だった。
・事例の書き方について、検討したい課題に沿って経過記録を書くなど、書き方を工夫するとよいのでは。
・最後総括する人が各グループそして全体にも必要である。
<今回の研修を通して>
・実際に事例検討を行う前に、会長から事例検討に対する説明があったので、検討に入りやすかった。
・事例検討は初めての経験だったので、とても有意義な時間だった。自身のケースを持ち寄ることで、より深い話ができ、共感・共有できると感じた。
・役割が違う病院のケースからの気づきを大切にして、社会福祉士として当然だとされている倫理や価値が業務に埋もれないようにしたいと思う。
・事例を持参するのが大変だったが、少人数で共有することができてよかった。
・事例を聞き、検討することにより、様々な意見が聞けて勉強になった。日頃のもやもやが解決できたように思った。
・ケースの紹介をするのにも、第三者が分かりやすい表現を心がけないといけないと思った。自身でケースを持ち寄る方が実りのある研修になると思った。
・他の病院での事例や支援を聞いて、普段関わることのないケースに接することができた。
・様々な病院でのケースを聞けたことが、それぞれどのような関わりをしていたのか聞けたことが勉強になった。
担当:嶋田病院 前川、木村病院 岩渕
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