2014年10月11日土曜日

第30回 北信越医療ソーシャルワーク研究会 1日目

本日、10月11日(土)と明日12日(日)の両日、福井県福井市の福井県国際交流会館におきまして、「第30回 北信越医療ソーシャルワーク研究会」が開催されています。

1日目の今日は、開会式と2つの記念公演がありました。

開会式の様子(谷口大会長の挨拶)

 
天気予報では台風19号の接近も伝えられていますが、本日の福井市は秋晴れとなり、少し暑いくらいの陽気となりました。
今回の大会は
「地域医療連携の中でのソーシャルワーカーの役割とは・・・」
~地域・医療・介護ネットワークの中での紡ぎ手となる~
をテーマとしており、北信越5県から約120名のソーシャルワーカーの参加をいただいています。



開会式には、福井県医師会 会長 大中正光氏、福井県看護協会 会長 樋村禎子氏、福井県社会福祉士会 会長 竹澤賢樹氏にご臨席賜りました。










 開会式後、記念講演の一つ目として、「地域医療連携の中でのソーシャルワーカーの存在価値」をテーマとして、福井県立大学 看護福祉学部 社会福祉学科 准教授の吉川公章先生よりご講演いただきました。
医療機関の機能分化の強化や、地域包括ケアシステム、診療報酬改定や医療法の改定などが行われる中で、私たちソーシャルワーカーには、早期退院、在院日数の短縮という課題が求められていますが、そもそも、私たちソーシャルワーカーがいる意味とは何なのかということを考えさせられる内容でした。
 「何をするのか」ではなく、私たちは常にひとりの人の前に立っており、出発点はその「目の前の人」であるということをあらためて感じることができ、スーパービジョンの重要性についても考えるきっかけとなりました。


続いて、記念講演の二つ目として、「人口減少社会と地域医療連携」をテーマとして、福井大学医学部 地域医療推進講座 講師の山村修先生よりご講演いただきました。

福井県ではおなじみの山村先生ですが、今回は「死の克服」というところにもふれながら、人口減少社会をどのように乗り切るのか、その中での地域医療連携とITについてお話いただきました。 
山村先生は日頃より、医師として病院内外の多くの専門職と連携を図り、様々なITシステムの研究にも携わっておられますが、どんなITシステムがあったとしても「医療連携の目的は人と人、あるいは患者さんと社会をつなげること」であり、それはソーシャルワーカーの役割と一致するという言葉が印象的でした。



 講演は17時過ぎに終了し、1日目の研究会を無事に終えることができました。
 明日は9時45分から分科会です。
 受付は9時15分から地下1Fホワイエで行います。明日もよろしくお願いします。

 
 

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